持ち家を空き家のままにする
持ち家を空き家のままにしておくと、急速に傷んでいく。とくに湿気は住居にとって大敵で、「風を通すこと」が管理上の必須事項となる。完全な密閉状態にしておくと、畳が湿気を含んで膨れ上がり、床板も天井板も朽ちてしまう。どこからか入り込んだ植物の種子が育ち、家のたてつけも狂わせてしまう。また、給・排水管は長期間使用しないでいると、内部に錆が発生したり、寒冷地なら破裂することもある。
これらのことを考えると、最低でも月に一度くらいは通風、換気、通水を行うべきであろう。
親族などに頼めない場合は、留守宅管理の専門業者が空き家管理サービスを提供しているので、それを利用するのも一つの方法である。
サービス利用にあたってのアドバイス
-
火災保険は、充分な金額をつけましょう。
-
屋根・テレビアンテナ・その他の取り付け物は、事前に点検・補修を実施しておきましょう。
-
郵便局に転送届を提出しましょう。
-
退去時には充分、清掃を実施しておきましょう。
-
水道・電気は、使用できるようにしておきましょう。
退去時には、給湯器の水抜きを万全にしておきましょう。