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一戸建てを貸し出す際の注意点

給湯器の水抜きについて

賃借人が入居時にガスを開栓してみると、給湯器の水漏れなどで使えないことがあります。このトラブルは空室のまま冬期を迎えた戸建住宅で多く発生します。朝の最低気温が零度近くまで下がると、給湯器の内部配管に残っている水が凍結して膨張し、配管を破裂させてしまうからです。配管部品等の修理交換で済む場合もありますが、電子基板へ影響が及んだ場合は修理も高額になり、場合によっては修理不能で本体交換が必要になってしまいます。賃借人が決定しホッと一息ついたばかりのタイミングでの故障連絡や多額の出費は、海外赴任先の身にとっては大きな負荷になります。こうしたトラブルを防ぐため、引越しの際には給湯器の「水抜き」を忘れず実施しましょう。作業方法は簡単で、給湯器の取扱説明書に記載されています。ガス閉栓時にガス会社に依頼しても良いと思います。水抜きせずに赴任してしまった場合は、留守宅の管理会社に相談してみてください。出張費程度の作業費が掛かる場合もありますが、故障した場合を考えれば依頼することをお奨めします。

火災報知器の設置について

消防法の改定で戸建住宅や共同住宅について、住宅用火災報知器等の設置が義務付けられました。新築住宅は2006年6月1日から、既存住宅については市町村条例で定める日から順次適用となっています。首都圏では既に適用となっている自治体も多く、2011年までにはすべての地域で適用となります。この法令には設置義務違反に対する罰則規定はありませんが、特に戸建住宅においては建物の維持管理や賃貸運営上の観点からも、貸し出し時の設置が必要です。自治体により設置義務個所に相違がありますので、ご自宅についても必ず貸し出し時に確認してください。未設置の場合や既に赴任済みで不明の場合は、留守宅管理会社に相談してみましょう。

地上デジタル放送について

2011年7月24日までにアナログテレビ放送は終了し、地上デジタルテレビ放送に移行します。従来のアナログ専用アンテナでは地上デジタル放送を受信できないため、屋外アンテナで受信している戸建住宅では地上デジタル対応アンテナへの交換が必要です。賃貸物件ではテレビを受信できる状態に整えることは貸主の義務にあたり、賃借人の入居期間中に移行する場合も同様です。また、既に地上デジタルテレビは広く普及しているため、賃借人の地上デジタル対応ニーズも日増しに高まっています。したがって、これから貸し出す場合は、地上デジタル対応アンテナに交換して貸し出すことをお奨めします。また入居期間中にアンテナ不具合が発生した場合は、修理可能でも地上デジタル対応アンテナへ交換して将来の憂いをなくしましょう。