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中国の幼児教育

海外赴任コンタクトデスク

中国の幼児教育が日本の幼児教育と大きく異なるのは、子供に対して社会的にも勉学的にも家庭的にもまだ小さな頃から大変多くのものを学ばせようとする点にあります。

学習面で見てみると、中国の幼児教育の特徴がよく表れているのが分かります。そのひとつに語学学習が挙げられるでしょう。

中国の幼児教育では、幼児園から中国語はもちろんのこと、それと並行して英語学習も実施していることが多く、小さい頃から英語を勉強するためには、英会話教室等に通わせなければならない日本とは異なります。

中国語を学ぶことで中国人として難なく過ごしていけるように。そして小さな頃から英語を学ぶことで国際社会での活躍を子供達に期待するとともに、今後の世界状況では必要不可欠である英語を中国での基礎として取り入れているのです。

そのためにも、日常会話を英語だけで行わせていくといった取り組みも見られるようになっています。英語は世界共通の言語という側面があるため、やはりこのことは今後大きく効果をもたらすものなのかもしれません。

学習面でいえば、語学の習得が中国の幼児教育の特徴として挙げられますが、それ以外にもう1点有名な特徴があります。お聞きになられたことがあると思いますが、一人っ子政策というものです。

少子化が深刻な問題として昨今話題になっている日本では考えられない政策ですが、一人っ子政策にはいくつかの目的があります。

一つは、大きな人口からくるもので、人口の増加を抑えるというものです。これについては多くの人がよく目にしたり耳にしたりしているでしょう。

しかし、その他にも一人っ子政策は中国の幼児教育に大きく意味を持つものであり、子供に対する生き方を教えるという目的も含まれています。

それについては意外と理解されていない傾向にありますが、実際は中国の幼児教育の中では大切なポイントです。

子供を一人で成長させることで、兄弟がいる家庭よりも自分で何かをする、考えるといった力を身につけさせることができると考えられます。

ただこれについては、プラス面と一緒に弊害も多く報告されており、良いか悪いかを判断することは難しいかもしれません。兄弟が多い家庭は、けんかもあれば笑いあえる環境もありますので、社会教育上は大変良い環境を作り出します。一人だけで育った子供は、兄弟の多い家庭よりも感情の起伏を得る機会が少なくなったり、相手を思いやる気持ちを持てない大人になったりしてしまう可能性もあるということなのです。

こうした中国の幼児教育は、日本とは違う生活空間が世界にはあるのだということを教えてくれる一つの事象ではないでしょうか。