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海外でのストレス管理

永井 一幸(会社員)

駐在員は目に見えないストレスを抱えることが多いことは一般的に知られていますが、私の赴任した上海で最もストレスを感じた要因は「二つの音」です。

ただし、ストレスになる要因であってもストレスの内容を理解することで負荷が軽減されます。一つ目は「騒音」です。朝から夜まで続く道路工事では、その大きな建機の音だけではなく、ホコリや道幅の狭さにもストレスを感じます。

なぜ上海ではこんなにも道路工事が多いのか、先輩の駐在員に尋ねてみたところ「水道水を改善するために水道管を交換しているため」との回答が返ってきました。あの臭気のある水道水が改善されるのかと思うだけで、少しだけ楽になりました。

二つ目は「声」です。中国では電車の中でも携帯電話を使いますし、エレベーターでもバスでもどこでも電話をしています。会話の声が非常に大きく、注意したくても出来ない環境もまたストレスを大きくさせました。

中国人の方が、なぜあれほどまでに大きな声で話をするのかを確認したところ、興味深い話を聞くことが出来ました。その理由は「周りに不正な話をしていないという証明をするため」なのだそうです。たしかに、小さな声でやり取りをしているよりも、公明正大にやり取りをしていただきたいものですが、日本人には理解が難しい部分であると思います。

このように、ストレスを感じるようなことであっても、そのストレスの中身を少しだけ知ることで精神的な負担がとても減ります。

日本とは異なる文化や習慣の中で生活をすることになりますので、ストレスに強い方でも少しずつストレスを溜め込んでしまうようです。心も体も健康で、充実した生活を送れますように!