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親日的で暮らしやすいペナン

坂井教子(会社員)

ペナンでの生活はいたってシンプルです。車で3時間もあれば1周できてしまうこの島には、大きなショッピングセンターは数えるほどしかありませんが、生活必需品はすべて揃うし、日本食もやや高めですが簡単に手に入ります。市場へ行けば新鮮な野菜や肉も売られています。

多民族国家なので食は中華系・マレー系・インド系と多種多様。欧米人も多いので西欧料理レストラン、また日本料理屋も多くあります。ローカル食は辛いものが多いのですが、いつのまにかチリパディ(小指半分ぐらいの小さな辛い唐辛子)がないとご飯が食べられなくなる人もいるようです。

駐在員の住まいは家具付コンドミニアムが一般的ですが、選ぶ時には水周りや電化製品がきちんと作動するかどうか、またオーナーの善し悪しも考慮にいれた方がよいでしょう。

熱帯雨林気候に属するマレーシアは毎日常夏。ペナンはKLのような都会と違って気取りのない田舎街なので衣類も一年中Tシャツ、短パンでOK。服の購入は年に数枚で足りることもあるので経済的にも楽です。

ペナンの娯楽やスポーツについてですが、駐在員の皆さんは休日にゴルフクラブを握ることが圧倒的に多いようです。夜は食事をしたあと単身赴任者の憩いの間「ジャパニーズカラオケ」で出張者とともにハメをはずし(過ぎ)たりするのもお決まりのコース。

女性は語学やピアノなどの習い事に通ったり、日本人会で料理やラタン、ダンスなどサークル活動に参加したりしています。ローカルの友人に中国の伝統弦楽器二胡やマレーの民族衣装バティック染めなどを習っている人もいます。

年に数回行われる日本人会主催のソフトボール大会は10チーム以上参加する一大イベント。駐在員数の多い企業は単独チームを編成していますが、寄せ集めのチームもあり社外の人達との交流も盛んに行われています。毎年の行事である盆踊りやチャリティーフェスティバルは、地元の人も楽しみにしている大きなイベントです。

ペナンの交通は電車がないので車やタクシー、バスでの移動になりますが、バスは不定期、タクシーもメーターがなく交渉制なので、自由に使える車があるとないとでは行動範囲がずいぶん違ってきます。ただペナンはバイクが非常に多くローカルの運転マナーは良いとはいえないので充分な注意が必要です。毎日のように交通事故現場を目撃します。

空の旅については、マレーシアには格安航空会社がいくつかあり、安いチケットで気軽に近隣諸国へ旅行に行くことができるので、ご家族とのホリデーにお勧めです。

ペナンは衣食住の観点からも生活しやすく親日的なローカルも多いので、新しい環境に適応することの出来る人であればペナンでの暮らしもきっと楽しいものになると思います。