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南国マレーシアでの健康管理

国吉 啓介(会社員)

マレーシアの首都クアラルンプールで生活して、すでに6年以上の時が経ちましたが、3年ほど前に健康診断を受けるまでは、当地での意識的な健康管理が必要であるとはあまり感じていませんでした。

元来、楽天的で物事を深く考えない私は、生活環境や職場環境の変化による精神的ストレスなどで健康を害することもなく南国での生活を謳歌しておりました。また、屋台のようなところで頻繁に食事をしても、食あたりや食中毒とも無縁であったことも、自己の健康状態に対する過信をもたらした一因でした。

さて、健康診断の結果ですが、如実に私の日々の生活習慣を反映したものでした。「高脂血症」「高コレステロール」「高尿酸値」に加え、「肝機能障害」と診断されました。

原因は自明で、医者の分析を聞く必要もありませんでした。酒の飲み過ぎと油物の摂り過ぎ、それに運動不足です。お酒を嗜むことはマレーシア赴任前からでしたが、年中暑いマレーシアなので、ビールを飲む量が大幅に増えたことと、外食時に摂取する油の量が半端でなかったのは事実です。

私はローカル食が好きでよく食べていましたが、マレーシアのローカル料理は(マレー料理もインド料理も中華料理も)油を大量に使用するものが多いからです。

また、当地では容易に運動不足の状態に陥ってしまいますが、それは日本での生活に比べて、一日に歩く量が格段に少ないことが大きな原因の一つと考えられます。実際、公共交通機関の発達していない当地では、どこへ行くにも車を利用し、通勤はもちろんのこと、仕事での移動や休日の外出など、ほとんどが車での移動なので外を歩く機会が極端に少ないのです。

自己の危険な健康状態を認識した私は、月に数度は休肝日を設け、油物もできるだけ控えるとともに、プールやジム通いなど意識的に運動を行うようになり、ずいぶん健康状態は改善されてきたように感じています。また、生活習慣病とともに風邪にも注意しています。「風邪」というと日本では空気の乾燥した寒い冬に罹るというイメージがあり、湿度の高いマレーシアで「なぜ?」と思われるかもしれません。

しかしながら当地では毎日、エアコンが効いた場所で過ごす時間が長いため、エアコンが原因で風邪を引くことが往々にしてあります。マレーシアでは商業施設やオフィス内でも寒いくらいエアコンが効いています。できるだけ社内のエアコンの温度を高めに設定したり、自宅にいる時はなるべくエアコンを使わないようにしたり、しっかり対策をしています。

赴任地での健康管理は出来ることを少しずつ地道に続けることが大切だと思います。