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海外赴任、まず始めることは

萩原久美子(主婦:ベルギーより帰国)

夫にベルギー赴任の内示が出たとき、私は専業主婦になるのが初めてでした。そのため、海外での生活や環境もさることながら、働かない時間の使い方が想像できませんでした。さっそく職場の上司に退職する旨を相談しました。赴任のための諸手続きは夫の会社が手配をしてくれたので大変助かりました。あとは持って行くものの準備です。食品などは、ここぞとばかりに調味料などを買い漁りました。

赴任する前は夫の両親と一軒家に同居していましたので、郵便物は家に残っている両親に受け取ってもらい定期的に送ってもらいました。預貯金口座(既存口座)は、日本のクレジットカードも持っており、その支払い口座用として使用していましたので、口座を閉じず赴任しました。また、東京三菱銀行(当時)の「グローバル・ダイレクト」というサービスがあり、月会費を払うと明細が海外郵送され、海外送金にも対応してくれるということでしたのでさっそく申し込みました。その他の銀行はモバイルバンキングの手続きをして行きました。

家具や電化製品などの家財は、持って行くものと置いていくものに分けましたが、電圧の関係でほとんどの電化製品は国内に置いていくことにしました。持って行ったものは炊飯器、電気ポット(不要だった)、海外対応のビデオデッキ、DVDデッキ、ウォシュレットなどです。夫の両親が日本に残りましたので、家具はすべて置いていくことができましたが、ウォーターベッドだけは解体しました。

国や都市により家具や家電をどうするか、という問題が出てきますが、ベルギーには「帰国売り」というシステムがあるので、家具や家電は案外手に入れやすいと思います。特に、家電は電圧の関係から、欧州で使用する場合は必ず変圧器が必要ですし、湯沸しポットやコーヒーマシンは現地で調達したほうが使い勝手が良くリーズナブルです。

ただし、炊飯器だけは日本から持って行ったほうが良いでしょう。現地でもいちおう手に入りますが、日本のような機能は付いていませんし意外と高いです。

家具については「これだけはどうしても持って行きたい」と思うもの以外は、現地調達をお勧めします。IKEAなどの家具屋に手頃な値段のものもありますし、「帰国売り」でも購入できます。数年の生活用の家具なら、と納得できるレベルです。

準備など初めは大変だと思いますが、それ以上に得るものが多い海外赴任です。ぜひ「準備」も楽しんでください。