荷造り

携帯荷物(航空手荷物)

出国の日、搭乗する飛行機に載せる携帯荷物は、チェックインの際に預ける「受託手荷物」と「機内持込み手荷物」とに分けられる。

受託手荷物(ラゲージ/バゲージ)

受託手荷物として無料で載せられる重量は、ファーストクラスが一人30kg以内、ビジネスクラスとエコノミークラスが1人20kg以内までと定められている(航空会社によって異なるため確認が必要)。満2歳以上の子どもも一人分として計算され、家族全員分の合計が制限重量となる。
総重量がそれをオーバーした場合、超過手荷物料金として、1kgにつきファーストクラス片道運賃の1%(数千円)が請求される。しかし、格安航空券でなければ各航空会社も営業政策の面から、一人30kgまで認めたりするケースが多い。心配な場合は、予約の際に確かめておこう。
受託手荷物として預けられるのは一人2個までで、規則上はサイズの制限もあるが、実際に計測した例を聞いたことがない。通常はスーツケースを用い、現地に着いてすぐに必要になる書類や子どもの教科書などを詰めていく。スーツケースは乱暴に扱われても壊れないような丈夫なものが理想的だが、衣類や肌着などは大型のスポーツバッグやダブル段ボールなどでも十分間に合う。
受託手荷物にはベルトかヒモをかけ、「住所」「氏名」などを書いた名札をつけるが、安全マニュアルによっては「犯罪を誘発する」と書いてあるものもある。確かに名前を読みとって「ミスター○○、お迎えに参りました」といった詐欺の手口もないわけではない。
しかし、受託手荷物は配送ミスで迷子になることがときどきあり、名札がないと回収できる可能性は極めて低くなる。名札はカバー付きのものにするか、裏返してベルトやヒモの下に挟んでおけば安心である。

機内持込み手荷物

機内持込み手荷物には重量制限はないものの、一人1個ずつとされている。大きさは、三辺の合計が150cm以内で、足元や座席の下に置けるものに限られる。ただし、女性のハンドバッグやポシェット、男性の背広、傘、コートなどと免税店で買ったものは持込みが認められている。また近年、テロ対策強化のため、ナイフやはさみなどは機内に持ち込めないので、必要なものは受託手荷物にいれておく。
現金や貴金属などのほかパスポート、航空券、パスポート用写真、印鑑などは必ず機内持込みにしたい。

航空別送荷物

航空別送荷物(アナカン)の送料は高くて、実際の重量で決まる。預けてから2週間以内に受け取りたいもの、あまり重くないものをよく選ぶことが大事である。
基本的には手荷物で携行したほうがよいが、「20kg×家族の人数」をオーバーすると、超過料金が極端に高くなる(1kgにつき数千円)ので、航空別送荷物が利用されている。
船舶貨物は最低基本料金が決まっているため、荷物が少ない場合などは割高。単身者や新婚夫婦のなかには、航空別送荷物だけで赴任する例も少なくない。
また、全国の郵便局で利用できるEMSを利用するのもよい方法である。電話一本で無料集荷に来てくれるし発送手続きもとても簡単。インターネット追跡ができるので安心確実である(242頁EMS参照)。