エリア別ガイドビザ・住宅各国の代表的な都市別に、基本情報から交通・医療・住宅情報などをご紹介

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住宅マーケット概況

2010 年からの5 年間で平均約25%の上昇が見られたロンドンの家賃ですが、2016 年以降は投資家によって購入された多くの投資物件の賃貸市場への流入も影響し、需給バランスが落ち着きを見せると共に全体的にはやや穏やかな上昇になるのではと予想されます。

しかしながらロンドン西部のように、新たな鉄道路線を含む再開発が盛んな一部のエリアでは、コンシェルジュや駐車場、ジムなど充実した施設を備えた新築物件が増え、高まる利便性への期待もあって需要が集中し、家賃は継続的に上昇しています。また、一般的な物件の市場歩留まり期間は平均で3 週間とまだまだ短く、同じ物件に対して複数の入居申し込みがある状況は相変わらず変わっていません。

<家賃例> スタジオ(ワンルーム) 1ベットルームフラット 2ベットルームフラット 3ベットルームフラット
市内中心 £1,400~ £1,800~ £2,500~ £3,500~
郊外 £1,100~ £1,200~ £1,500~ £2,100~

駐在員の代表的な住居エリア

ロンドンの日本人駐在員85%はテムズ川の北側、15%が南側に住んでいるといわれています。

セントラルロンドン(中心部)

最も需要の多いエリア。交通の便がよ く、通勤、買い物にも便利なセントジョーンズウッド、スイスコテージは特に人気があるエリアです。最近はケンジントン、ノッティングヒルに加えてピムリコ、ビクトリアも需要が増えています。

北部

シティーにアクセスが良く、古くから日本人コミュニティーが根付いている地区として知られています。日本人児童の受け入れ体制が整った良い現地校が多い場所としても知られ、家族向けのエリアとして人気地区です。

西部

日本人学校があり、イーリング、アクトンを中心に大きな日本人コミュニティーがあります。これらのエリアはご家族にも単身の方々にも便利なエリアで、西部の中心地として栄えています。

南部

緑の広がる南部地方は、一戸建ての物件が多く、比較的家賃も安いため、ご家族向けのエリアとして人気です。ゆったりとした環境でイギリスらしい生活が楽しめます。

一般的な家具情報

ロンドンの賃貸物件のほとんどは、フリーファーニッシュと呼ばれる家具付き物件です。ただし、地域や高級物件によってはアンファーニッシュ(家具なし)物件もあります。物件を下見したときに何が付いてくるのかをよく確認することが大切です。一般的に、下見時に見た家具が付いてくるものとご理解ください。契約前の交渉により、家具を追加することができるケースもありますので不動産仲介会社に相談するとよいでしょう。

住宅慣習

  • 一般的な仲介手数料:契約書代金として£150 + VAT(ただし不動産会社により異なる)
  • デポジット(敷金):通常家賃の4~6 週間分をデポジットとして、またデポジットの2 週間分を申し込み時にホールディングデポジット(手付け金)として支払うこともあります。
  • 契約年数(賃貸借期間):1 年間
  • 契約方法:法人契約 / 個人契約
  • 住宅タイプ:マンション/ アパート型をフラット、家をハウスと呼びます。ハウスには、テラス、デタッチ(一軒家)、セミデタッチ(二軒家)、タウンハウスなどがあります。

その他の情報

日本人学校

ロンドン西部には、文部科学省認定の日本人学校があり、日系幼稚園も充実しています。同じ様に北部も、国語の補習授業校と日本児童向けの幼稚園がありますが、外国人の受け入れ体制が整っている現地の学校も増えてきています。

日本食

日本人以外からの需要が多い中心部はもちろん、ロンドンの至るところに日本食レストランや食材品店があります。また、現地スーパーでの取り扱いも増えているので、日常生活に困ることはありません。

日本語が通じる医療機関

日本語で対応が可能な医療施設として、日本クラブ北診療所(中心部)、南診療所(南部)、ジャパングリーンメディカルセンターシティクリニック(中心部)、アクトンクリニック/レディースクリニック(西部)、ロンドン医療診療所(北部)などがあります。健康診断や予防接種も対応している場合がありますので各施設にお問い合わせください。

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