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シュトゥットガルト

住宅マーケット概況

ドイツの主要都市の賃料は、年間5-10%の上昇が続いております。他の主要国とは違って、バブル的な上昇はないもののコンスタントに値上がりを続けており、更に2022年からは世界情勢を起因とするエネルギー費の急激な上昇に伴い、インフレを見込んだインデックス家賃(CPI 連動家賃)が導入されている物件では 1-2 割程度、基礎家賃の上昇がみられます。物件の逼迫ぶりから一件に何百もの問い合わせが来ることがあり、特に単身者向け物件ではその傾向が顕著です。
ミュンヘン、フランクフルトに次いで家賃の高いシュトゥットガルトは、盆地で山がちな土地柄のため新築物件の供給が少ないのが特徴です。
空室率の低さ、家賃の上昇率の高さも顕著なドイツ国内での不動産激戦区のひとつです。ダイムラー、ポルシェ本社があり自動車産業が盛んなため、それに関連する業種の日本企業進出も多くあります。
日本の直行便が就航する、欧州のハブ空港であるフランクフルトから電車や車で1時間強と比較的近くて移動もしやすく、シュトゥットガルト空港からは欧州各地への航空便が就航しています。
ドイツ全体の傾向として、不動産運用会社による物件の保有が増えている中、シュトゥットガルト市内で特に人気のエリア(Nord, West, Süd)では法人大家が多くなっています。一方、インターナショナルスクールのあるデガーロッホ(Degerloch)地区は人気エリアでありながらもマンション物件が少ないこともあって個人大家が主となります。
物件の逼迫ぶりから一件に何百もの問い合わせが来ることがあり、特に単身者向け物件ではその傾向が顕著です。シュトゥットガルト市内の平均家賃は17.15€(2023年)となりますが、駐在員が住める安全性と利便性を兼ね備えた地域では平均値よりも高くなっています。

代表的な住居エリア

Nord/Europaviertel(北・オイローパフィアテル)

中央駅のすぐ北側のショッピングモール MILANEOのあるエリアです。MILANEOの階上はじめ築浅物件が多く、物件の機能性と買い物・公共交通の利便性を兼ね備えています。南側にあるインターナショナルスクール(ISS)へ、電車一本で行けることが意外な魅力でもあります。

West/Süd(西・南)

街中に近く、飲食店や買い物スポットが数多く存在するエリアです。和食レストランもいくつかあります。ただし、古い物件が多く坂も多いため、単身赴任の方の居住が中心となっています。

Degerloch(デガーロッホ)

インターナショナルスクール(ISS)のあるエリアです。やや高級な住宅街で、デガーロッホ駅近くの商店街には定評があるほか、緑に恵まれてもいます。しかし、空室は非常に稀で、家賃も高くなっています。

Vaihingen/Möhringen(ファイインゲン/メーリンゲン)

インターナショナルスクール(ISS)に通うご家庭が一番多く住まわれるエリアで、閑静な住宅街です。ファイインゲンにもメーリンゲンにも電車のハブ駅があり、通学にも市内に行くにも便利です。ハブ駅の周辺には商業施設も揃っています。

シュトゥットガルト郊外各都市

近郊には観光地でかつ日系企業のオフィスの多いエスリンゲン(Esslingen)など、衛星都市が多数あります。その中では電車の便や商業施設の充実度、ビザ取得のスピード感(2023年11月現在)の諸点から、ラインフェルデン-エヒターディンゲン(Leinfelden-Echterdingen)や、ベーブリンゲン(Böblingen)などが支持されています。

家具情報

ミュンヘンと同じ。

住宅慣習

ミュンヘンと同じ。

その他の情報

シュトゥットガルトでは、日本企業が優に50社を超え、日本人約2,000人程度が在住していると推測されます。
在ミュンヘン日本国総領事館の出張所として在シュトゥットガルト日本国名誉領事事務所が設置されています。(訪問前に要予約)また、約400人の会員を抱える日本人会がありサークルや同好会などの活動も活発です。
日本食のレストランも多く、駅前のケーニヒ通りにはドイツ全土で展開するアジア系スーパーがあるのでアジア食品の購入もしやすいでしょう。
他、日本語の通じる歯科医院があります。

情報提供元

○社名:D-Glanz Immobilien[ディーグランツ不動産]
○住所:Senefelderstraße 17A, 70178 Stuttgart
○URL:https://dglanz.com/
○E-Mail (代表):info@dglanz.com