株式会社キッツ様 導入事例

ノウハウが溜まらない」「通常業務に加えて赴任手続きサポート
負のスパイラルから解放されるには

国内最大手総合バルブメーカーの株式会社キッツは、世界に向けたビジネス展開を進める中で海外赴任者のサポート業務に大きな課題を抱えていました。担当者の負担増や多部門との複雑な連携などの解決策を模索する中、出会ったのがリロケーション・インターナショナル(以下リロ)の海外赴任サポートサービスです。導入から約1年、業務効率化やコスト削減、社員の満足度向上においてめざましい効果を挙げています。今回は、導入前の課題から導入後の効果、そして今後の展望まで人財部人財グループの⻆川様にお話を伺いました。

専任担当を置く余裕はなくノウハウが溜まらない/国内拠点間で赴任サポートに差が

当時のお悩みをお聞かせください

当時は海外赴任業務を人財部の社員が持ち回りで担当しているような状況で、ノウハウが社内に蓄積されないという悩みがありました。通常業務に加え、海外赴任に関する様々な手続きや手配を行う必要があるため、担当者の負担は増える一方でした。ただ海外赴任を専門的にサポ―トする部署を新たに創設するのは企業規模などの観点から難しく、また国内に複数ある拠点から、海外赴任する社員をサポートする必要がありましたが、拠点間の連携がスムーズにできておらず、このままでは社員の負担が増えるだけでなく、業務の質も低下してしまうという危機を感じ、海外赴任業務をアウトソーシングすることにしたのです。今後グローバル展開を積極的に進める方針であったことも、検討の後押しとなっていたと感じます。

決め手は確立されたサポート体制とシステム+熱意

複数の企業から提案を受けましたが、リロのサービスが最も弊社のニーズに合致していると感じました。中でも業務フローが細かく定義されており、専任担当者がいなくても業務を遂行できる体制が整っている点、かつ「海外赴任navi」によって各拠点の進捗状況をリアルタイムで確認・共有できる点は体制構築と業務効率において大きな魅力です。加えて、営業担当者の、クライアントが抱える課題に対する熱意と、共に解決策を模索する姿勢に好感 を抱きました。特に、アウトソーシングによって発生するコストと削減できる工数を比較検討し、費用対効果を親身になってシミュレーションしてくれたことがありがたかったですね。

海外赴任サポートサービス導入後の変化

導入後に感じられた変化について

まず「海外赴任navi」を導入したことで、情報の一元管理が可能になりました。これまで各部署に分散していた社員の赴任に関する情報を、システム上でまとめて管理できるようになったのは大きな進展です。また、各手配の進捗状況が可視化されているため複数の部門や担当者とのコミュニケーションコストが減り、連携がスムーズになりました。赴任サポートに関しては基本的に手配担当の方とやり取りするだけなので、担当者の負担が大幅に軽減されたことも実感しています。以前は赴任者の状況が分からず不安を感じることもありましたが、今は安心して業務を進めることができています。

時間/コスト削減に対しての実感は

業務効率化による生産性向上と、システム導入によるコスト削減をそれぞれ実感しています。まず、業務効率化の面では、「海外赴任navi」を導入してから、年間で374時間もの工数が削減され、担当者は本来注力すべき業務に専念できています。これまでは担当者がExcelなどを用いて個々にこなしていた事務作業を、システムで一元化できたことによる成果です。また、大幅な工数削減により、結果としてコスト削減につながりました。業務効率・コスト削減の両面において満足のいく成果を実現できており、「海外赴任navi」のコストパフォーマンスの高さを実感しています。

さらなる成長のために求めるもの・こと

今後リロへ期待したいサポート

弊社では、海外グループ会社の人材を含めたデータベース化を進め、グローバルでの人材交流を活性化させたいと考えています。そのためには、日本から海外への赴任だけでなく、海外から日本への受け入れや、海外間の異動もスムーズに行えるよう、サポート体制を強化していかなければなりません。また各国の法律や税務に詳しい専門家のご紹介、赴任先の就労許可や在留許可の手続きサポートなどを求めています。リロさんでいずれもご提案可能とのことで非常に心強く感じています。

<ご協力>

株式会社キッツ

人財部 人財グループ
⻆川 雄基 様

<問い合わせ先>

株式会社リロケーション・インターナショナル
クライアントリレーションユニット

TEL:03-5312-8728 Email:res_cr@relo.jp